反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

安値競争の今だから、「ブランド力」は大事

 インフルエンサーについてはブログを始めた当初に、言及と言いましょうか「今後より一層大事になりそう」というお話をしていたところでした。これからの時代(というか既に)は大企業よりかは一個人として名前を売り、信用や信頼を築き上げることは間違いなく重要でしょう。バブルが弾け不景気、失われた10年と例えられた時代から一転して、少子高齢化も影響して人材不足となった今となっては、「名前を売る必要が無い(売らずとも就職先はいくらでもある)」という見方も出来るでしょうけども、私はやはり、個々人の名前は売っておいたほうが無難と考えます。

 そういえば、このインフルエンサーという方々は、「ブランド力」という意味合いも持つのかなと、ふと気付いたところでもあります。

 

 ということで、今回はブランド、ブランディングについてちょっと考えてみました。

 

 

ブランドは大事

 そもそもインフルエンサーとはなんぞや、というところから。

 某女性グループの名曲のタイトルにもなっており、正直に言うとここから「インフルエンサー」というものを知りました。お恥ずかしい。

 インスタラボさんの記事です。

 インフルエンサー(influencer)とは、影響や感化、効果作用を表す「Influence」を語源とし、他者の購買行動に強い影響力を及ぼす人のことを指す言葉です。 

  私のイメージとしては、広告塔、と言ったところでしょうか。その人が使っているとか、良いと言ったとか、それだけで「あぁ、これめっちゃ欲しい!」といった購買意欲を湧き散らかせられるようなお方。表現にクセがある。もうね、世間様が興味関心を持たざるを得ないような、無視出来ないお方のことを意味するのでしょう。具体的にこの人だというのは、いかんせん流行に疎い私としては1名足りとも挙げられず恐縮です。流行に乗り遅れる人間、それが私です。

 

 一方、ブランド(ブランディング)というのは、商品価値の信用、信頼を付加させるものでございます。

 ライフハッカーさんの記事です。

 「このマークが焼き印された豚は脂の甘味が他とは段違い」だというように、本来は「所有の証」だった焼き印が、「自分の食肉の特徴や多商品との違いを示す証」にシフトしていったということ。 

  ブランディング、という言葉の発祥となったものが、「お肉に付ける生産者の焼印」であり、そこからどう変遷していったのか、というのを端的に説明されたものが、この引用文です。とどのつまり、同種商品であったとしても、両者にはブランド(生産者)の違いがあった場合には、ブランドのある商品のほうが消費者にとっては購買意欲をそそられる、ということになります。とどもつまってない。

 そういうわけで、ブランドがあることによって、商品価値の底上げが出来る、ということです。

 

 

ブランドとインフルエンサー

 さて、ブランドとインフルエンサーについての意味はお分かり頂けたかと思います。ここで「何を持って同じというのか」と具体的な点について突っ込んでいきます。

 ブランドは「商品価値の底上げ」が主となります。しかし、例えどんなに優秀な企業、団体、個人が製作、監修した素敵な商品であったとしても、無名であればブランド力というのは無に等しいのでは、と思います。だって誰からも知られていないものに、何か安心感や信頼感を持てますか?少なくとも私は敬遠しますね。

 反面、インフルエンサーにしてみれば、その知名度の高さから「商品の周知」というのが主となりますが、ここで「大したことのない商品」を取り上げてしまった場合、どうなるでしょうか。インフルエンサーを信頼して購入したが、思っていたよりも優れていなかったとなれば、「何言ってんだこいつ」と評価が下がるケースも想定されるのではないでしょうか。私なら下が…すんません、インフルエンサーさんを存じていないので、何とも言えんす。馬鹿正直や。まぁ、素敵なインフルエンサーが使っているものと同じ物が使えて幸せ、という花畑理論もあるかとは思いますが、その辺は実際にあるのかは知らないです。

 

 そう考えてみると、ブランドとしては知名度が必要であり、インフルエンサーとしては商品価値が必要。あれ、さすれば両者共に「知名度と商品価値」が必要なんじゃないかえ?という結論に達していたわけでございます。不思議やわぁ。

 

 で、この記事は何の記事でしたっけ。

 

 あぁ、安値...ブランド力...

 

 

そろそろ安値競争は辞めるべき

 で、ようやく本題へ。

 専門店へ出向き、豊富な知識と圧倒的な品揃え...ってどこかのCMで聞き覚えのあるフレーズですけども、そうではなくて。専門店でお買い物をするよりも、インターネットで購入したほうが遥かに安い、という点から踏まえ、ネットで購入する頻度が格段に増えている今日この頃ですが、これは正直良くない。断言しよう、良くない。

 こんな私が言わずとも、皆さんご承知でしょう。ネット販売店、そして店頭で安値販売すれば、利益が下がる。さすれば利益をより一層上げるとなれば、薄利多売しなければならない。そういった負の構造が完成する訳です。資本主義という競争社会である日本ですから、そういった値下げ競争は必ず起こりうるものでしょうけども、安値による販売には限度があります。しかし、この薄利多売による不利益を被るのは、消費者であり、かつ労働者である我々です。

 

 この負の連鎖を断ち切るために必要となるものは、私が思うにこうです。

 

 「ブランド力の構築と、インフルエンサーによる周知」

 

 ブランド力とは、なにも商品価値だけに限らず、小売業者や量販店のブランド力という意味合いでもあります。安値以外で何かしら戦えるサービス力さえあれば、ある程度利益を取りつつ、他社よりもやや割増な価格設定であっても、売れるものは売れると思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁ、理想論ですけど。

 

 

 

 

 

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