反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

コロナの影響、オリンピックにまで及ぶ

 前代未聞の出来事。そう、オリンピックの延期であります。

 共同通信社さんの記事です。

 五輪の延期は史上初。詳細な開催日程は今後の協議で決める。パラリンピックも延期となる。 

 オリンピックと言えば、4年おきに開催されるという、非常に覚えやすい祭典なのですが、このご時世ですからそうは言ってられない。どんなにこの祭典を楽しみにしている人が大勢いたとしても、例え経済的効果が大きいとしても、人命にはかえられぬ。それが世界共通の認識であったからこそ、今回の延期が委員会などで承諾され、至ったというわけでしょう。

 

 しかしながら、人命優先、人命第一とは言えども人によって思うところはあるでしょう。

 今回はそういった考え方からちょっぴり離れてみて、別の角度から考えてみましょう。

 

 

イベント開催は、「悪」そのものではない

 さて、まずは随所で議論されているイベント開催の是非について。

 「人命」というキーワードをだされれば、おのずと「休止すべき」と結論が出てしまいます。しかし、その休止によって苦しむ人がいることも事実。だからこそ、先述の通り「人命は大事だけど、一旦人命については置いといて、別の角度から考えてみる」ことにします。

 

 まぁ、私がどうこう言う前に、かの有名なお方の記事を。

 ヤフーニュース(J-castニュース)さんの記事です。

 堀江さんの発言に関する記事ということで、お察しという点はあるでしょうけども

 堀江氏は15日にも、「ほんと不謹慎厨マジうざい。こいつらが不要な圧力をかけまくってる」「自粛が必要ないところまで自粛してるのを批判してんだよ」と、イベント自粛を過度に求める一部の声に、不満を漏らしていた。 

 今回、開催されるイベントの開催を決行する、ということでツイッターユーザーなどから中止を望む声も出ていたとのことですが、さすがは堀江さん。決行でございます。その理由の一つとして、この引用文が挙げられていたところです。

 なんでもかんでも中止だの何だの、というのは確かにやりすぎではないか、と私も思います。思いますし、それが正義である、という風潮も良くないとも思います。あくまで開催決行、中止の判断は開催者側が行うべきもの。それを「コロナが流行っている今般での決行はおかしい」と騒ぎ立てることは、ちょっと的が外れてるのではないのかな、と。

 何が言いたいのかと言うとですね、クラスターとか集団感染とか、確かに恐ろしいものです。しかし、国が「イベント自粛を要請します。まぁ中止するなら自己責任だけど」という費用弁償のほうが全くなされていないこと。要するに最終的な判断は開催者側にあるわけであって、感染拡大を防ぐための予防策を行っているのであれば、「開催は悪いこと」ではないと思うのです。

 「感染広がるからやめて!」確かに一理あります。でも、どうしようも無い場合だってあるのです。だって休止しても、誰も責任はとってくれないから。誰も悪くない。でも誰も弁償してくれない。じゃあどうするの?イベント開催出来ず、売上も減って。イベントに限らず、小売業者や旅行会社だって、売上減ってます。乗り切るために融資受ける?補助金じゃないの?利息支払うの?

 

 経営不振のしわ寄せは、労働者に来ます。そう、解雇です。

 

 

コロナな世界、景気低迷

 長年の歴史を誇るF1だって、開催の是非を悩んでます。

 ヤフーニュース(オートスポーツウェブ)さんの記事です。

 2020年3月13日(金)午前10時10分、F1統括団体FIAと商業権保持者としてのF1株式会社、そしてオーストラリアGP主催者AGPCは連名でオーストラリアGPの中止を発表した。今シーズンの開幕となる金曜フリー走行の開始まで2時間を切るというぎりぎりのタイミングだった。 

  開始2時間前に中止の判断を下したとのこと。前日の夜にはチーム集めて話し合いの場を設け、中止で結論着いていたようですが、いかんせんチケット払い戻し云々で莫大な払戻が生じることから躊躇。当日になり現地保健当局のお達しによって開催中止、となったとのこと。

 しかし保健当局、

 これまで「イベント開催に問題なし」としていた見解を、この13日金曜日の朝になって「多数の観客を動員してのイベント開催は自粛すべし」と一転させた。 

 という何とも切り返しの良い事。

 いや、むしろ各国でもコロナの対応にとてつもなく悩まされているのでしょう。一概に中止という判断が出来ない事情を考慮しているのでしょう。

 

 長い歴史を持つF1、そして国を統治する行政ですら、こうして対応に悩まされているのです。

 

 

 で、先ほどの労働者のお話に戻りましょ。

 聞くところによると、派遣労働者の契約を切ったとか、仕事が無く暇が多くなったことから労働者を解雇したとか。そういったお話が周りでチラホラ見受けられるようになってきました。いよいよ感染という健康上の問題から、生活基盤という社会的な問題へと発展し始めたところでしょう。いえ、私が知らないだけで既に始まっていたとも言えます。

 「結局お金か」と言われればそれまでです。でも、お金が無いと生活出来ないです。大事なことなので、もう一度。「お金が無いと、生活出来ない」。資本主義...。

 

 

 

 

 

 

 ですがね、出来ることなら私も、あくまで理想論ですが、イベントとかは中止出来たらそれに越したこと無いと思うのです。だって生活のためとは言え、体あってこそではありませんか。

 

 

 

 

 

 

 難しい問題ですよね。「これが正しい」と白黒つけずに、ケースバイケースで決める必要が、ありましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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