反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

良案が見つからなければ、考えるのを辞めてみよう

 人は常に、何かを考えているもの。

 次に何をする、仕事のやり方どうする、今日の夕食何にする、明日は何をする。些細なことから大きなことまで、とにかく四六時中考えています。私も考えて居ないように見えて、意外と考えているタイプの人間です。失礼な。

 

 考えることでアイデアは練りに練られ、揉み揉まれながら熟成していくため、どうしても「良案」を捻り出したいのであれば、たくさん考えたくさん悩むことが第一であると考えているのは私だけではないでしょう。そうすると、考えすぎて疲れてしまいがちです。

 

 そんな我々に朗報です。

 なんと「考えない」、「ボーッとする」ことで思わぬアイデアが閃くという偶然の産物が、実は偶然ではなく起こるべくして起きているとのことであると判明したのです。

 

 

 いつ判明したのかは知りませぬ。

 

 

「三上(さんじょう)」の有効活用

 熱心に打ち込むことは大事。けれども頑張りすぎると疲れますよね。疲れてちょっと一息…なんて机を離れてコーヒー飲みつつボーッとしていると、なぜだか名案やら妙案やらが思い浮かぶ、なんてことありませんか?ありますよね(断言

 

 すぐに役立つ!心理学講座さんの記事です。

 昔から,アイデアがまとまったり,浮かんだりする状況を示した“三上(さんじょう)”と言う言葉があります。

 三上とは,“枕上(ちんじょう)”“馬上(ばじょう)”“厠上(しじょう)”という3つ状況を指していて,「枕上」は布団の中で眠りにつく前,「馬上」とは乗り物に乗っている時,「厠上」とはトイレの中にいるときを意味します。

  記事によると、「三上」という言葉があることから分かるように、昔からこういった「ふとした瞬間に思いつく」ということが良くあるようです。

 

 で、この三上という状況において、人はなぜアイデアが閃くのか。だって何も考えていないどころか、別な事をしていて、頭からスッポリ抜け去っているわけじゃないですか。仕事を終えて、帰宅してご飯食べようと準備を進めているところで、なぜ「あ、こうすれば上手くいくかも」だなんて閃きが生まれるのか、不思議ですよね?

 脳科学の分野において、これを裏付けるような理論が出されたようです。

 

 同じく先の記事から

 長年の間,私たちの脳は,何かを考えている時にのみ活発に活動し,考えていない時には余り活動していないと考えられてきました。 

 しかし、脳科学分野の実験結果によれば,実際は必ずしもそうではなく,デフォルトモード(安静時モード)の時にのみ活発に活動する脳の領域が複数あり,それらが脳の様々な神経活動を同期させるというものです。

 と、「安静時のみ活発になる、脳の複数の領域」によって、三上の閃きは生まれるものである、と解説されています。なるほど、私的な理解になりますが、思考モードの時には考えることは出来たとしても、考えすぎると一部の脳の領域が先行し他の領域には情報が行き着かない。しかし、その先行してしまった情報を他領域に巡らせ同期させるためには、安静時モードに活発となる領域を活用しなければならない。たぶん、こんなところなのでしょう。

 

 確かに、考えてみるとシックリ来るお話で、人間は睡眠中に脳内の整理をする、と良く言われています。睡眠中はもちろん、考えることなんて意識的にはほぼ出来ないでしょうから、その間に働くのは安静時モードで活発になる領域。しかし、寝ているのだからその間に名案閃いたとしても、「あ、これだ!」だなんてなるわけないですよね。

 もしかすると、睡眠中が一番、閃ける時間なのかもしれませんね!知らないけど。

 

 

 

 

 ということで、以上「考えない時間も大事」というお話でした。

 ね、一日中忙しくしていれば気が付かないことだって、ちょっとしたcoffee breakによって思いつく場合もあるのですよ。だからこそ、根気詰め過ぎずに、時たま休憩を入れながら、ほどほどに頑張っていきましょうってことなのです。

 

 

 こうして考えると、人間って本当に不思議な作りしてるなぁ、と思う次第でございます。だって休憩有りきの作りじゃないですか。いやぁ、不思議だなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 最近どうにも「休む」記事しか書いてない気がしますです。えぇ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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