あれ…もしかして生年月日の公開ってかなり危ないんじゃない？

　ブログの他に、アナログの3年日記を書いているのですが、どうにもここ最近すっかり忘れていたらしく２週間以上も空白になっています。まずい、こりゃ思い出せぬ。

　空白にするのも忍びない。来年の私が見た時に「こいつ…サボりやがったな！」と思われてしまうのも嫌だなと。しかしながら思い出せないものは思い出せぬ。とりあえずお茶かコーヒーでもこぼして、汚れたから書けませんでしたアピールでもしておきましょう。

顧客管理システムのお話

　現在、私が勤務している企業にて顧客のデータを一元的に管理すべくシステム化を模索しているところです。これまではその都度、エクセルやらワードやらでデータを更新していたのですが、あいにく担当者変わったり管理職が異動するなどで正確な引き継ぎもされず、有用な情報を集約することもままならない状態だったのです。

　そんなわけで、社内サーバーを設置し、そこに全てのデータを集約させるアプリケーションでも作成し、各々が同じソフトを使用し同じように登録、更新を行える環境にしようと企んでいるのです。

　新規顧客を登録する場合、既に登録されている顧客データを照合し、重複していないかどうか確認する必要があります。この時、転居によって簡単に変わってしまう住所は、個人を特定するデータとして使用することは妥当ではないのです。なぜなら、一度サービスを辞めた後、転居後に再度サービスを開始するとなれば、住所データを照合した場合には同一人物であることを見抜けないためです。では、氏名ではどうでしょうか。

　…氏名という個人を特定する名称も、入籍などのイベントによって変わる可能性が、実はあること。ということは、裏を返せば「氏名とは個人を特定するもの、とは言い切れない」ということでした。

人間のユニークコードは「生年月日」

　ユニークコードとは、人や物を特定する際に使用する、言わば「個体識別番号」です。映画やアニメなんかで「コードネームは～」みたいな表現する場面ありますが、このコードネームというのはアレじゃないですか。社内とかグループ内で彼や彼女を特定する暗喩の名前ですよね。それと同じようなものです。

　冷静になってよくよく考えてみるとですね、人間が有する一生涯変わり得ないユニークコードというのは「生年月日」しかないのです。住所は転勤やらですぐに変わりますし、氏名や本籍は先述の通り。そして性別に至ってはLGBTなどの理由により変更される場合が考えられます。出生から一度も変更されることのないもの、それは生年月日しかないのです。

生年月日は、安易に公開しないほうが良いのではないか

　インターネットが繁栄期を迎え、各所でSNSサービスが展開されています。そのSNSサービスでは生年月日を公開、非公開にする設定はありませんか？もし公開しているのであれば再度、考え直す必要があるかもしれません。

　例えば、この生年月日によってあなたが特定されてしまうキッカケになるかもしれないのです。えー、やだー。このご時世、一体どこの誰が違法的でモラルに欠けた行動を起こしても不思議ではありません。その最たる例が「バカッター」として炎上している事件の数々。飲食店の厨房でのイタズラは目を背けたくなり、そして飲食業界に対しても「この店は本当にしっかり営業しているのだろうか」と不安になるところです。これら一連の事件は某SNS上に写真掲示して判明しましたが、果たしてこれが企業内部の事務方によるイタズラであったのならば、どうでしょうか。顧客リストを悪意もって抽出し、生年月日を使用して数あるSNSで探され、挙げ句何らかの行動に出るやもしれません。もちろん、憶測に過ぎないのですが、この誕生日公開による危険性に私は警鐘を鳴らしたいのです。

　無論、「月日しか公開してないから大丈夫」とも言い切れませんよね。SNS内の記事にて「～歳になりました」と記載しているものがあれば、その時点で出生年も判明してしまうのですから。うわー、恐ろしい。