反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

どうする日本人、我々は生産性が悪いらしい

 礼に始まり、礼に終わる。

 日本人は、例え自身でそう思っていなかったとしても、どこかで礼儀作法を重視してしまう民族だと私は思います。何かをしてくれたら、ありがとう。お願いするときには、すみません、失礼します。その都度、都度。丁寧に。対面でなくとも、電話だって同じだと思うのです。まぁ海外の諸事情を詳しくしらないので、具体的な比較は出来ないのですけども。

 とにかく、そこが良き面であります。

 

 そしてなんと、経済的にはマイナスである可能性も含んでいるのです(デーン

 

 

日本人は生産性が低いらしい

 私は日本人です。ゆえに「日本人は生産性が低い」などと言われた日には、憤りとまではいかなくとも違和感や嫌な印象を受けます。そりゃあそうでしょう、批判に似たもんですから。

 そもそも、なぜ日本人と限って生産性が低いのか、と。

 マネー現代さんの、こちらの記事によります。

 この衝撃的なタイトル、そして内容。この一部をご紹介しなければなりません。(義務感

 

丁寧すぎるサービスが足を引っ張る

 記事中では、こう指摘されています。

 実は主要国の生産性が高いのは、日本と比べて各種のサービスがとても「雑」だからなのです。逆に日本の消費者が「雑なサービスでもよい」と納得できるのであれば、日本の生産性は思いのほか伸びる可能性がある。 

  具体的な例として、大型スーパーでの店員の対応。日本ではお客さんが商品の場所を尋ねれば、店員が案内(快く、とは言っていない)してくれます。しかし、主要国とされる国ではそういったサービスが行われていない、というのが現状。むしろ自分で探せと。探すのが当たり前だろうと。お客さん一人に相手する時間というのは案外、時間の使い方としては経済的な面では避けるべき時間なのやもしれませぬ。もちろん、そのお客さんが大量に買い漁る人だったり、高級な品を買おうとしているのであれば…話は別ですけども。顧客単価ってやつですな。

 

IT投資が鈍足すぎる

 鈍足、というよりは消極的、ですな。

 日本の企業が真っ先に着手するべきは、効率性が劣る古い情報システムの刷新です。とくに大手企業ではおよそ7割~8割が老朽化したシステムに見切りをつけることができずにいるのです。 

  確かにシステムの刷新には莫大な費用や時間が必要でしょう。それでも、旧式から最新のシステムへの入れ替えは、お仕事を行う上で必要とされる時間の短縮にもつながります。

 最近、私が経験した例として、軽減税率の対応があります。

 某販売管理ソフトの旧バージョンを使用していたのですが、商品ごとに「軽減税率の有無」を登録することができなかったのです。売上伝票の作成時に都度、商品が軽減税対象商品か確認し、対象であれば税率を変更する、といったくそ面倒くさい処理手順を踏まなければなりませんでした。もちろん見逃し、設定誤りといった人為的ミスが頻発し、結果軽減税が開始した昨年9月まで遡り、赤黒を起こす。無駄すぎる手間じゃあないですか、こんなことに時間を費やしたいマゾっ気なんて持ち合わせていませんし、誰も得しない無意義な時間を過ごした自負は誰にも負けません(ドヤァ

 その後、販売管理ソフトをバージョンアップし、商品ごとに税率を登録。売上伝票では税率を確認する手間も省け、人為的なミスも激減。

 これこそが!システムをぉ!刷新するということなのです!お金はかかりますけどね。でも職員一人あたりの時給とか考えれば、ミスを修正する時間。お客さんの信頼を保つといった面でも間違いなく無駄にはならないでしょう。

 

 でも、これを躊躇しているのが日本の大企業だと指摘されています。むぐぐ。

 

 

 

サービス至上主義は終わったのかもしれない

 礼儀正しく、細かな気配り。これによって成長出来ていた時代はそろそろ終わりを告げられるかもしれません。それはもう、効率重視な世の中、経済、ということです。

 今回ご紹介した記事だけでは、どうにも腑に落ちない(というかちょっとネガティブな)点が多かったのですが、それでもやっぱり日本人。細かで丁寧なお仕事が向いているのでしょう。精密機器などは世界的に見ても好評であり、日本人にしか作れない!と言われたり言われなかったりしているので、そこはもっと誇って良いと思うのです。

 あ、私は細かなお仕事は不向きなので蚊帳の外です。

 

 

 

 

 でもサービスのないお店って、なんだか味気ない気がしますね。うぅむ。

 

 

 

 

 

 

 

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