自宅内のあらゆる電子機器はハッキング出来るそうです
「アカウント乗っ取られたけど、ほぼ使用していない捨てアカウントだから気にしてないし」
直接的にはそうなんでしょうけども、そこから紐付いているサービスなぞあった時には悲惨だこりゃ。
IoT(Internet of Things)により利便的な日常へ
IoTとは、「モノのインターネット」という意味の言葉であり、仕組みです。
MONO WIRELESSさんの記事に、具体的かつ明快な例えが掲載されていました。
Internet of Thingsにより、インターネット経由でセンサーと通信機能を持ったモノ達、例えば、ドアが「今、開いているよ。」、工場内の機械が「調子が悪いよ。故障しそうだよ。」、植物が「水が欲しいよ。」、猫の首輪が「今トイレにいるよ。」等とつぶやき始めるのです。これらの情報をインターネットを介し様々な場所で活用することができます。
スマホやパソコンといった情報機器のみならず、家電製品などにもインターネットへ接続させて、遠隔的に操作したり状態を把握出来るようにする。それこそがモノのインターネットでしょうか。想像にたやすいですけども、いざそうなってしまうと、あまりにも画期的すぎて使いこなす人とそうでない人との差がかなり開いてくるのではないでしょうか。
こうなると、今度は「デジタルよりアナログ派」が台頭してきて、「スローライフのススメ」なるものが一部で盛り上がるのでしょうけども、それはまた別のお話。ただ、私は賛成もしないし反対もしないです。「各々が好きなようにすればええ」という所見。だって強要は良くないじゃあないですか(遠い目
先進的で攻めすぎてる「50のIoTがある家」
で、その画期的な仕組みであるIoTをフンダンに活用したモデルハウスがあるという記事が、SECURIEさんに掲載されていました。
50台ものIoT機器操作用アプリをiPadに入れているのですが
もうね、ケタがおかしいんですよ。そもそも私の頭の中で思い浮かべられるIoT機器と言えば、テレビ番組を録画するレコーダーと、炊飯器と、あとルンバ的な掃除機でしょうか。たったの3つ。ほかの47台が果たして何なのか、全く想像が付きませんし、むしろ調べたいとも思わなくなりました。
とにかく、外出先でも自宅の家事とか、自宅で行うべき作業を遠隔操作してどこでも行える、というのがメリットですよね。
しかしながら、このご時世ですから、落とし穴もあるわけです。
自宅をハッキングすると、どうなるか
ハッキングと言えば、数あるセキュリティのスキマを潜り抜け、他人のスマホやパソコンを勝手に操作することを思い浮かべます。それを自宅の機器に対して行うとどうなるのか、というのがこちらの記事。
「kaspersky daily『自宅をハッキングしてわかったこと』」
https://blog.kaspersky.co.jp/how-i-hacked-my-home/4617/
カスペルスキーさんは有名ですよね、セキュリティソフトを開発、販売する企業です。
最近の一般的な家庭には、コンピューターや携帯電話以外のネットワーク接続型デバイスが約5台あり、そのほとんどがハッキング可能
読み進めていくと、まぁ分からない用語だらけなのですが、その中で唯一「これはッ」と来たものが上の一文。ほとんど、ハッキング出来るのですって。へぇー、そいつは凄…それはまずいんじゃあないかなぁ!!
一通りハッキングを終えた後に掲示されてい一文。
みなさんに伝えたいのは、こうした問題(脆弱性)に何らかの対策をしなければならないということです。どのような影響があるかを知り、自宅のデバイスはハッキングされる可能性がある、またはすでにハッキングされているかもしれないことを心に留めておくことが重要なのです。製品には脆弱性が存在し、攻撃者は侵入を試みて、成功する可能性もあるのだと考えなければなりません。
自宅ハッキングの結論としては、メーカーや機種などは非公開ですが十数件もの脆弱性が見つかり、それらによってハッキングされる可能性があることと判明しました。うわ恐ろしい。例えテレビが脆弱であったとしても、そのテレビからスパイウェア的な何かによりパソコンなどの問題点を調べられた挙げ句、ハッキングされる。
とにかく、こうしたIoT特有の問題点をビシッと上げてくれていました。
今回の教訓
ということでハッキングは恐ろしいわけです。
ハッキングそのもの、というよりはパソコンに保存されている大事なデータや、それこそ各種サービスのID、パスワード、それ以上にクレジットカードのような機密情報だって抜かれます。
そう考えると、何も知らずに素人感覚でネットに接続することは、かなり危険度高いものですよね。しっかり対策、しなくちゃ!(使命感