反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

テレビ局の経営は、視聴者が思っているほどたやすいものでは無かった

 早出のため夕方前には帰宅し、自宅でしっぽりビールに手をだしてしまいました。まだ夕食する食べてないのに。なんという豪華な日常、これこそが「至福の一時」いや、「一瞬の幸せ」なのやもしれませぬ。しかし朝は辛かった!

 「今、幸せですか?」と問われたならば、私は自信を持ってこう答えるでしょう。

 

 

 「そうでもないな!」と。

 リボ残高もきっちり残ってるし、夜勤とか心の余裕なくて休めないし職場のブラックな内情を何故か知る機会増えてきたしetc...いやいや、ここでブラックな話題はやめましょう。楽しくいかねば!

 

 

数年前、フジテレビの先進的な番組が終了した

 ここ数日はネットニュース(?)を見る機会が増えました。そもそも私という人間は、テレビで放映されている「情報番組」とかは全く見ないため、新鮮な情報などはネットにほぼ依存しているのです。

 しかし、かと言って「ネットは最新」というのも案外、間違った定義なのかもしれません。むしろネットというものは、ネット繁栄以降における「起きた出来事」を各ユーザーが主役となり書き連ね、記録され、そしてGoogleなど検索エンジンによって集約・整理されまとめられた世界だと思うのです。

 ということで、最新だと思っていた記事が実は数年前のものだった、というオチの言い訳を書きました。ネットは歴史の足跡なんじゃけぇ。

 

 2017年9月の記事です。ここで言う「あの番組」とは、「久保みねヒャダこじらせナイト」というものです。私は一見すらしたことが無く、むしろ初耳で「そんな知名度の低そうな番組が終わる程度で、こんな終焉説嘆かれるのはどういうこと?」と思いました。が、記事の内容を読むに連れ、その番組には「重要な要素」が多く含まれていることを知りました。

 

 

「久保みねヒャダこじらせナイト」とは?

 公式サイトを見て思ったのですが、何事もなく復活してました。え?ということは先にリンク貼った「フジテレビに失望「あの番組」だけは終わらせてはいけなかった」という記事はなんだったの?…そうか、むしろその記事が指摘している通りだったからこそ、復活したのか!と無理やり信じ込むことにしました。

 とりあえず番組概要をば。

 「久保みねヒャダ」はフジテレビで毎週土曜深夜25時台に放送されている番組で、久保ミツロウ能町みね子ヒャダイン前山田健一)の3人がトークしたり、投稿を受け付けたりするAMラジオの雰囲気を色濃く残したテレビ番組です。

フジテレビに失望「あの番組」だけは終わらせてはいけなかった(前川 ヤスタカ) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)

 

 本番組を開始するきっかけは、久保が2012年5月に『笑っていいとも!』にゲスト出演したことである。

 この出演は非常に反響が高く他局も含めたオファーが殺到、フジテレビ内でも久保の良さを生かせる番組が企画された。

久保みねヒャダこじらせナイト - Wikipedia

 

 で、先に記した「重要な要素」をまとめますと

 従来の地上波テレビとは異なる価値観、異なる視聴者層の代弁者として異彩を放つ番組(下記に例)

・パーソナリティ三者三様の才能とキャラクターから数々の名コーナーを生んでいたこと

ツイッターでの日常トレンドもテレビ番組評論も、同列のものとして区別せずに俎上にのせて話していたこと

・節分や一人きりの正月などといった、これまであまり注目されてこなかった分野の曲を即興で作る「スキマソング」などの名コーナー

フジテレビに失望「あの番組」だけは終わらせてはいけなかった(前川 ヤスタカ) | 現代ビジネス | 講談社(1/3) 

  というような感じ。特に「ネットで地上波テレビを区別しない点について非常に優れた革新的な番組である、と先の記事様で評価されています。

 

 

テレビ局の経営は容易いものではない…のだと知った

 先程からリンク貼っている記事様では、次のように書かれています。

・「久保みねヒャダ」のように、フジテレビで新人を発掘し、試し、そしてフジテレビのゴールデンや深夜番組で抜擢する、というサイクルが回らなくなっている。

・「とんねるずのみなさんのおかげでした」で発掘した「みやぞん」さんを例として挙げられ、結局フジテレビ内で抜擢できる場所がなく、日本テレビの「世界の果までイッテQ」で後発抜擢され、真価を発揮された。

・予算についても、テレビ東京のように潤沢ではない環境であれば、「予算が無いなりの戦い方」として企画勝負の番組作りにシフトチェンジ出来たが、フジテレビのやり方が「無いなりの戦い方」をしてこなかったため縮小均衡となりうる方法となってしまった。

・しかしドラマ番組については視聴率平均10%超えのものも出ているため、捲土重来を狙う姿勢も見えている。

  まとめている過程で既に心が折れかけましたが、要するにテレビ局(業界)の経営とは、一筋縄で行くほど簡単ではない、ということです。

 今日まで活躍している有名な方を起用すれば、確かに安定はするでしょうけども、新たな芸人や俳優など発掘し起用することによって「あの人が出ている番組を見たい」ともなるでしょう。さすれば視聴率も伸びることでしょう。よくわかりませんが、きっと視聴率が伸びればCM放映料なんぞも変わったりするのだと思います。

 新たな期待の星を発掘するには、一つではなく複数の番組で起用し試したり、場数を踏ませて訓練してもらうことも必要。この過程で失敗すれば他局に起用されることだって、先のまとめ通りあるのでしょうね。

 番組の構成や企画についても「何を重点的に考えるか」、「どのような方針で行くか」ということで企画だのゲストでテコ入れだの、きっと色々な方策があるのだと思います。

 

 

 

 

 

 …ここまで見てきて感じたこととしては、「普通の販売業とは似て非なるものなんだな」ということです。CM放映しているのだから、安定的な収入があるんでしょ?みたいな考えは、あくまで視聴者側の考え(むしろ私個人の考えか)なのかもしれません。むしろその収入を得るために、更に増収するためにはありとあらゆる「視聴率を上げる工夫」に取り組まなければならないのだと分かりました。

 

 

 

 

 

 

 …あくまで「分かったつもり」なんですけどね。

 

 

 

 

 

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