反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

ヒット曲が大体カノン進行であることを知り愕然とする

 音楽というのは私達の日常に欠かせない存在です。耳から入るその旋律は、時に心地よく、そして時に悲しみすら与えることもあります。その楽曲に込められた思いが例え聴者の感じたものと相反するものであったとしても、とどのつまり音楽も芸術品の一つ。それぞれ受け取り方によって多種多様な表情を持つものとして感性を揺さぶります。

 

事の経緯

 ここ数日、「そうだ、作曲をしてみよう」と思い立ったことから、これは吉日だと思わんばかりに曲を作っています。とは言っても、1曲まるまるではなく、かなり部分的なものです。例えばサビのワンフレーズとか。学生時代から「作曲してみたいな」と思うことが常々あったのですが、それを糧に「作曲の勉強をしよう」と机に向かい、パソコンでググるもワケワカメ。コード?スケール?あれ、不協和音が…といった具合に全く進まなかった記憶があります。この失敗経験により、私の作曲意識が激減し、普通の社会人として、趣味もなく休日を過ごす日々が続いていたのです。まぁ趣味ない人はここ最近では多いとか少ないとか、統計的なことは分からんのですが、少なくとも休日に車走らせ200km以上の距離を延々と無心で走り流す様は、今となっては何かしらの闇を感じさせます。人は常に闇をまとうもの。うっ…左目が…中二病ではないです。

  まぁ、なんですかね。作曲始めたのです。

 

作曲の手引き

 過去の作曲に関する資料がパソコンに眠っていたので、引っ張り出してみたり、果てはYoutubeなんかでも「作曲の方法!」みたいな動画が有志によって腐るほど挙げられているので、それらを参考に行っています。

 で、本題にふれるのですが、曲というのは「コード」をベースにして作成することが多いのです。このコードというのは、「和音」とも呼びます。日本人なら漢字のが親しみ持ちやすいですよね。コードってなんだよ、バーコードしか知らんわ、と。この和音をいくつか用意して一連の流れ(このコードの次に、あのコードを弾く。みたいな)を「コード進行」と言い、これに対して「不快な音にしてはならない」という暗黙のルールの元、主旋律なりベースなり決められるようなのです。なんせかんせ1曲作った経験があるわけでもないので、あくまで推測です。ですが私には自信があります。話せば長くなりますが、聞きたいですか?あ、聞きたくないと。早く本題に入れと。良かろう。では話そうぞ。あ、間違えた、では次行きましょう。

 

コード進行

 現在やってる作曲の手順として、まずはそれらコードを組み合わせた「コード進行」をまず決めることから始めます。このコード進行にも一定の決まりに似たような何かがあるので、それを遵守すれば違和感のないコード進行を作ることが出来ます。が、いかんせんモーツァルトだとかベートーヴェンだとか著名な作曲家さんなんて1500年台だか知りませんけど相当昔からいらっしゃったわけですから、音楽の歴史は相当に長いもの。さすればこの「コード進行」というものも既に「王道」パターンなんてのも存在するんですよ。例えば「カノン進行」なんていうのは王道中の王道。

 こんな記事作られてしまうほどですから、もはや王道というか当たり前になっているんでしょうね。私自身、コード進行というものはわかったのですが、有名な進行とかそこまで把握、理解していないのですよ。なのでコード進行について色々調べようかな、と思っていた矢先に見てしまった動画があったのです。

 

ヒット曲は大体カノン進行

 まずはコチラの動画さんをご覧ください。

 もう既におかしいじゃないですか。ほぼほぼ知っているような、知名度の高い曲が勢揃いですよ。

 ちなみに

 続編となる動画さん(パート2)もありました。ダブっている曲もあると思いますけど、これこそが「ヒット曲=大体カノン進行」と私が知った所以です。

 新しい曲が世に出るたびに思っていた「この曲いい!」の裏側には、実は蔓延しているこのコードという実態があったと考えると…なんかしっくりこないですけど新鮮味がなぁ、と思ってしまうのです。でも主旋律だの編曲?面で完全に被っている曲なんて無いわけですし、結局のところ「新しい曲」、「重複しない曲」に違いないんですよね、と。むしろこの使い古されているコードを使って、今までにない曲を作ってしまうことに作曲家さんのセンスなり技量を感じてしまいます。ほんと凄い。

 

 作曲しようと思わなかったら、別に気付くことも無かったでしょうし、気付いたところで「へー」程度で終わったんでしょうけども、これから「作曲すっぺ!」と意気込んでいる時に「大体カノン進行」と知ったわけですから、なんかこう…

 「カノン進行使って良曲できた!」

 となっても、「別にカノン進行だから当たり前じゃん」

 なんて声がありそうでアンニュイです。いや嘘ですけど。

 

 こういう事知ってしまうと私の場合「じゃあ流行していないオリジナルの進行を作ってみようかな」と考えてしまうところがヘソ曲がってます。デベソじゃないです。まだ作曲始めたばかりなので、今後続くかもわかりませんが、一つの野望として笑

 というわけで、愕然としたお話でした。

 

おまけ

 コード進行を見極める方法はいくつかあると思うのですが、偶然見たこの動画さんが分かりやすかったです。

 

 

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