反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

「継続は力」となるか

 有名な言葉で「継続は力なり」というものがある。小さな事でもコツコツと続けていけば、自ずとそれが結果に繋がる、という内容であると私は理解している。果たしてそれが正解かどうかは分からないが、とにかく「2,3回行っただけでは結果はついてこない」ものだと思っている。

 

 昔、日商簿記検定3級を独学で合格したことがある。たかが3級、すぐに受かるもんだろうと何となく参考書を読み、理解したものだと思いいざ受験するとものの見事に不合格。当たり前だ、何も苦労していないし、断続的な勉強だったからだ。知識も何も頭に入っていなかったことをよく覚えている。

 結論として、2年をかけて3度受験しようやく合格した。2度目は真面目に机に向かい、参考書と練習問題をしっかり行い、終盤の決算処理辺りが出来ない状態で受験した。やはり不合格。そして3回目は全てを学び、理解し、熟知した上で余裕を持って受験。ようやく合格だ。

 苦労は必ずするものではない。トヨタ自動車の社長が著書かネット記事かで「汗水して働くことは良いことだが、汗水しない方法で効率良く働くことはより良い事だ」と書いていたような記憶がある。これによれば、必ずしも自身に鞭打つ必要はないものだと思う。しかし、それは目標が達成出来る場合に限られる。今回の受験の場合であれば、簿記の何たるかを理解した上で合格すべき事柄を熟知することだ。

 しかしながら、これに反する場面もある。

 フォトマスター検定という非常にマイナーではあるが、一部業界では重宝されている資格がある。カメラなど撮影機材を使用する上での専門用語や使用方法など、事細かに専門的な知識を盛り込んだ資格である。当時、撮影技術を問われる職場にいたため、自己啓発も兼ねて受験した。受験2ヶ月前頃から勉強を始めただろうか、3級を受験した。

 元々、カメラで写真を撮影することが趣味の一つでもあったことから、少なくとも興味はあったものの、「絶対合格してみせる」という気持ちよりも「まぁ、とりあえずやってみるか」といった気楽さが最前にあった。勉強期間2ヶ月の間は参考書を2/5程度読み、練習問題は一切解かなかった。要するに「知識が定着したか」を確認せず、しかも範囲を全て終えることなく受験に至ったのだ。正直、このままでは合格出来ないだろうな、と高をくくっていたのだが、受験1ヶ月後程度に届いた通知書には合格基準ギリギリを突破していたことと、合格という文字が書かれていた。棚からぼた餅というか、期待していなかっただけに驚きを隠せなかったし、むしろ合格で良いのか微妙に納得出来ていなかった。ただ、勉強自体は少しばかり行っていたため、「継続」とすれば継続になるのかもしれないが、どうにも釈然としない。

 

 現在はまた、他の資格に向けて勉強を始めているが、どうにも(時間の使い方が下手ゆえに)時間が取れず、このままいけば不合格一直線だろう。なんとか軌道修正しなければ。こんな記事を書いている暇があったら勉強すべきなのかもしれないが、これも一応、(閲覧者がいるかいないかは置いておくが)趣味やストレス発散の一つであることから譲れない。とにかく、これからが大事だ。

 

 一転するが、この記事でようやく10記事となる。調子良い(書く内容がある)時に書き溜めしているため、この記事を書いている時と公開された日とでは多少のタイムラグがあるものの、とにかく今日まで一日一記事のペースを守れている。三日坊主である私としては、成功体験の一つとなり得る。

 自信をつけるためにも、今後もこうして継続していきたい。