反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

ペットボトルの水の賞味期限、なぜあるの...?

 天災を経験し、非常物品の確保が必要だと思い知り、病の流行を目の当たりにし、非常物品の範囲が広がる。

 そんな危険がたくさんな人間社会なので、何事もなく平穏に過ごす、普通の生活を送る、ということがいかに難しく、そして幸せなことであるかがよく分かります。コロナウィルスの早期収束を願うばかりです。はやく抗体が出来ればいいなぁ。

 

 

ペットボトルの水に賞味期限がある理由

 私はペットボトルの水を飲むことをほとんどしないため、知らなかったのですが...なんと賞味期限があるのだとか。え、水って腐るの?いやいや、そんなことはないでしょ、と。

 調べると理由が数点ありました。

 

1)風味が損なわれる

 ライフハッカーさんの記事です。

 プラスチック製容器は、ごくわずかではありますが透過性があるので、周囲の空気を通してしまうことがあります。

  どうやらプラスチック製の容器(ペットボトル)が例え未開封であったとしても、透過性という性質が少なからずあるために、周囲環境によっては味、匂いに影響されてしまうとのこと。しかし、これはあくまで1~2年程度経過した頃から変わり始めるのだとか。だから今すぐにどうこう、というお話ではないですし、それ以前に「風味は僅かでも影響あるけど、飲めないことはない」のです。

 普通に摂取する分については、大丈夫よと。ただ、ちょっぴり風味が変わるから、新鮮な状態ではなくなるけどね、ということのようです。これなら安心。

 

2)商品として維持出来ない

 ん?商品ではなくなる?どういうこっちゃ。

 こちらはヤフーニュースさんの記事です。

 ペットボトルの水は、その多くが、濾過(ろか)や加熱の工程を経ることにより、雑菌を取り除いている。

 雑菌が入り込んだ水は品質が劣化する。だが、雑菌のない水が腐敗することは、外部から異物が侵入しない限り、ない。

  前置きとして、水の多くは適切な除菌処理を行っているから腐らないよ、とされています。ということは、衛生的なものじゃあないのですな。

 

 で、肝心の部分。

 飲食品は、食品衛生法食品表示法など、さまざまな法律を守らなければならない。その一つに「計量法」がある。表示した内容量よりも少ない、となると、計量法違反となる。

 先述したペットボトル容器の通気性。これによって水が微量にも蒸発していくことから、ラベルなどに表示されている「内容量」よりも少なくなってしまう場合があるため、容量を保てる期間として賞味期限を設けているのだそうです。なるほど、品質は問題ないけれど、どうにもそういった法律の絡みがあるからこそ、賞味期限が設けられているのですね。

 

 

 

 

 

 とは言え、多少の新鮮味が無くなれども、まだ飲めるものに「賞味期限」を設けるのはいかがかと思います。大人の事情、社会のルール、と言えばそれまでですけども、どうにもしっくりこないですねぇ。

 

 

 

 

 

 

 もういっそのこと、その蒸発して減った分は「天使の分け前」的な考え方をして、気にしないような社会になってほしいものです。ゲフン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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