新しい事を始めるなら、早いほうが良い話
早いもので、キリのよい年齢になり、物忘れや物覚えが著しく低下している実感がある。そんな中でも、高卒と共に運良く就職した、世間的に言うところの「安定した職」を退職することになった理由の一つでもある「プログラマーになりたい」という謎の好奇心が、今まさに現実となっていることに驚きを隠せないでいるのです。本当に唐突なものです。
新しい事は、誰でも億劫
その「プログラマー」というものは、望んでいた形ではないにせよ、本当に簡単なものであればAccessを使って作ることが出来るようになりました。
そのAccessを使って業務アプリを作った職場は既に退職してヨソの人となっているのですが、「業務システム(アプリ)を継続して保守してくれないか」という甘い誘惑に釣られ、「じゃあいっそのこと、デスクトップPCではなくサーバーで動かしちゃいましょうよ」と提言したことがそもそもの間違いだったかもしれないのです。だってサーバーの知識なんてこれっぽっちもなかったんですもの。触ったことも無いですし。
まぁ、ね。人間誰しもやってみるまでは億劫なもので、実際に触れてみると「なんだ、そんなことか」と感じてしまう一種の補正的なものを持ち合わせているものだから、今回もそれだろうと。そうであってほしいと。たかをくくっていたわけですけども。
分からない事は分かるけど、調べても分からない
言い訳したかないですけどね、私とて一人間。若かりし頃にはついていけた「流行」にも置いていかれるようになりましたよ。
ましてや流行ではない、このサーバーの知識だって「DNSって何?DHCPって何?なんでアドレスが169なの?有線LAN端子2つもついてる!RAIDコントローラー?RAID?」と知らぬ存ぜぬのオンパレード。最終的にはOSインストールして設定もある程度終わったのに「RAID5になってない。え、設定はOSインストール前にするの?びゃー、設定したらデータ初期化されてサーバー空っぽやないかい!!!1!」という始末。あとDNSは当初の仕様とはかけ離れた機能だったからアンインストール。そして手こずるアンインストール。そういう顛末でした。
多分読んでいる方からすると「何言ってるの」と感じるのでしょうけど、私の現状がそういった感じです。やだもー。
分からないことが出てくれば、調べる。調べて納得する。そして忘れる。
これが初老なのかもしれない、と感じる今日この頃、年明け数日。
挑戦は若い内にすべきだと感じた
きっと「理解」については年を増すごとにしやすくなるのだろうけど、「覚える」ことについては若いうちじゃないと厳しいんじゃないかと。
とりあえず、サーバーは準備が出来たから、あとは現行のデスクトップPC(という名の仮サーバー)からデータをお引越しするだけ。ね、簡単でしょ?なんて口が裂けても言えない。
もっと挑戦的な若かりし頃を生きたかったなぁ、と感じる次第でございました。