反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

ドイツ風遊園地の廃墟「グリュック王国」

 廃墟。

 時代の流れとは恐ろしいもので、当時栄えていた町やテーマパークも、その流れに逆らうことが出来ず、幕を閉じてしまうことがあります。栄枯盛衰の象徴、これこそが、かつて栄え賑わいを見せていた廃墟が担う、最後の役目であります。

 

 私がちょっぴり興味を持っているのが、北海道は帯広市にあるドイツをモチーフとした遊園地「グリュック王国」。

 今回はこちらを触り程度ご紹介していきます。

 

 

グリュック王国とは

 さて、前フリとして概要を。

 ウィキペディアさんの記事よりまとめます。

 1989年に開演。駐車場1,600台を誇る敷地面積10万平方メートルのテーマパーク。

 中世ドイツをモチーフとし、グリム童話やグリム兄弟をテーマとしたもの。冬期間が休業する営業形態ではあったものの、開園当初は1年間で約74万人が入場、1991~1992年では年間約70万人 が入場していたが、以降入場者が減っていき1997年には年間約30万人となる。

 売上高の減少や施設の老朽化が原因となり、2003年から営業を一時停止。2007年には正式に営業終了、閉園となる。

 北海道は特に炭鉱で栄えた街が数多く、それらの街は炭鉱から観光での立て直しを図るべく随所で観光施設が作られたのですが、ほぼほぼ継続が困難となり、廃墟と化してしまう例が多くあります。「知らないけど知ってる、なんとなくそんな気がする」として有名なところが夕張市。こちらもテーマパーク乱立して資金繰り云々アレな結果となり(一言では言い切れない)、現状に至っているわけです。

 今回のグリュック王国もどうやら、帯広市の町おこしが起因となっているようですので、まぁ類似する例の一つなんじゃないかなと勝手に思っているところです。たぶん違う。

 

 

グリュック王国の全貌

 ではグリュック王国、どんなところぞ、と言いますと

 スパイシービューさんの記事です。

 こちらが詳しくて秀逸だったので、こちらをご覧いただければと思います。おいしいところを私がご紹介出来ない…悔しいです!でも理由があります。

 

 

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 基本的には廃墟と言うものは私有地なため立入禁止です。そして例にもれずグリュック王国も私有地なわけですから、立入禁止なわけなんです。

 

 更に、

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 ご覧の通り、隣接する一般道からは施設の全貌が見えないわけですよ。そうなれば普通に見に行って、普通に写真撮って、ということが出来ないわけです。なんたること。

 一般の「ちょっと見に来た人(私も含める)」が何の気なしに写真に収める、ということが不可能なわけですよ。これには参った!いや、当たり前ですね。

 

 ちなみにですね、

 アニヲタウィキさんの記事なんですけども、先程掲載した画像に写っている写真の文言が掲載されています。

警告 立入禁止!
私有地につき、理由の如何に関わらず、立ち入る事を固く禁ず。不法侵入者14名が帯広警察署パトロール隊により緊急逮捕され、裁判と所属先から退学や解雇の処分を受けている。
見つけ次第、直ちに帯広警察署に通報し逮捕する!
管理者

 実際に逮捕者がいたのかは不明です…が、逮捕者がいる、いないに関わらず、他人の敷地に勝手に入っちゃいけないです。

 

 ちなみに、全貌ということで「ここまで賑わっていたんだなぁ」と関心した部分が

 なんと道路の路線名に「グリュック通」とあるではありませんか。いやはや、凄くないですか?

 

 

 

 ということで、以上グリュック王国についてでした。

 グリュック王国については廃墟そのものではなく、不法侵入とかカメラマンのマナーだとか、なぜか他の話題も数多く挙がっているようで、さらに心霊的な現象もあるとか無いとか。心霊現象がある、とか言っている時点でほぼ不法侵入を公表しているようにも思えますが、その辺りはグレーということで。

 

 廃墟は入って楽しむものではなく、外から見て眺めて楽しむものである。私も暴走せぬようしっかり、身を引き締めていきたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 廃墟に行ったことないですけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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