反面教師は、ここにいる

他人の失敗から学ぶ事。それが一番大事。

言いたいことを言える社風な「赤城乳業」

 「あなたって最低ね!」

 みたいな、人格そのものを否定するようなことは決して言ってはいけないことの一つです。もちろん、これを良しとする人も、多くはいないでしょう。

 しかし、仕事においては「そのやり方、違うんじゃない?」と異論を唱えることは良しとしても良いのではないか、と私は思います。

 

 そうした希望的な社風を体現化した会社が、実際にあったのです。

 

 

 

ガリガリ君」で有名な赤城乳業が、一味違った

 一つ、記事をご紹介。

 lifehackerさんの記事です。

 赤城乳業の特徴は、年齢や肩書きに関係なく、社員が自由闊達にものを「言える」こと。風通しがよく、オープンでフランク、フラットな関係を大切にしているのだといいます。 

 記事によると、役職や学歴などを一切気にせず、上司に対しても異論や考えの違いなどを言うことが出来るのだとか。ふえぇ、それは凄いよ!

 この言えることによる成果は、数字としても現れており、2018年には12年連続増収を記録しているとのこと。ここまで来ると、正直どうかしてると思うの。もちろん良い意味で。良い意味で、振り切ってる。

 

 

 

普通は「言えない」。じゃあ「言える」環境はどうすれば作れるの?

 見習いたい環境だと私は思うのです、この「言える」という職場は。

 しかし、これを実現するためにはどうすれば良いのでしょうか。

 相手の意見に耳を傾ける「聞ける化」があってこそ、「言える化」は成立するもの。「言える化」と「聞ける化」は表裏一体であるということを、赤城乳業の役員や役職者たちは理解しているわけです。

(中略)

 「言える化」を実践するためには、中堅や若手社員の「発信する意欲」に対し、役員や管理職層の「受け止める度量」が不可欠。なぜならそれは、組織の「土壌」というべきものだから。「土壌」を耕さない限り、花は咲かず、実もならないわけです。

  なるほど。言えることばかりに気を留めてしまっては、延々とくっちゃべるお茶会にしかなりませんよね。「聞くこと」も同時に重要である、と。さらに聞く側の人間に対する教育というか、度量も必要だと。ある種の「余裕」に該当するのやもしれませんね。

 もちろん、それらをバックアップするような環境を整備することも大事でしょうし、下手すれば白旗を振らざるを得なくなるかもしれませぬ。結果、人材流出…うわぁ。

 とにかく、やってみなければ分からないでしょうから、この挑戦をした赤城乳業さんは中々面白いなぁ、と思いました。

 

 

 

今回の教訓

 本来、企業の正しいあり方として思い浮かべるのは、能力ある人が上に立つ、という構図です。それと同時に、部下を育てたり、部署間との連携などもありますから、人格とかコミュニケーション能力も問われるわけです。

 今回、ご紹介した赤城乳業さんの件だと、これらを無駄なく詰め込まれたものだと、私は感じております。だって、言えることも聞くことも、コミュニケーションの一貫ですし、アイデアを出すことや意見を言うことだって能力の向上に役立つものですから。

 

 これを意識していた社長さん。凄い方ですね…。そして、それを実際に体現している社員さん方々も素晴らしいと思いました。

 

 

 

 

 正直、うらやましいです。ひぃー。

 

 

 

 

 

 

 

 

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